先日、忘年会にて変態AVメーカーRADIX の社長さんに"女優"としてスカウトされて、木曜に撮影してきました。
「女になりたい」とか歌ってたら本当に女にされちゃったよ。言ってみるものだな!
いわゆる、女装モノです。
現場にはマイミクの大塚咲ちゃんと沢井真帆ちゃんがわざわざ見学っつーか、観察(?)に来てくれました。
とりあえずこれだけスーパーベテラン女優が二人もついていれば、正直何も怖くない。何一つ緊張することなく撮影されることが出来ました。
内容は結構エクストリームで疑似もないし、一応一線を越えたものにはなってると思います。来月には発売になるのかな?
自分としては反省点や思うところが山程あったのだけれど、とりあえず一言だけ言うとすれば「無茶苦茶疲れた」。
たった三時間程度の撮影だったのですが、これだけ消耗したのは、高校行事の耐久歩行大会(34km)以来だと思う。悲鳴のライブ三時間ってこんなかんじかしら。やっぱ見てるのとやるのは違うよ。(温かい部屋にこもってぬくぬくしごいてるおまえに言っている)
来月からは単体女優として、多分月1くらいで作品をリリースする予定です。単体ということは丸一日撮影するわけで、咲ちゃんにそのハードさについてカレーうどん食いながら散々脅されたので、今からきっちり走り込んで体力作っていきたいと思います。
本当は神経や身体の開き方、外の世界で起こったことへの共鳴のさせ方、あとマゾヒズム論について、書き留めたいことがあったのだけれど、とりあえず今からクウチュウ戦の連中と企画のミーティングだからまた今度。
撮影のとき、「自分は変態だと思う?」と聞かれて、思わず「そうだ」と応えてしまったけど、本当に答えたかった言葉を
「男でも女でもなく、SでもMでもない
異常でも正常でもなく、変態でも普通でもなくて、
理性でも情念でも語らぬ、神に赦された無神論者、
そういうものになりたいの」
追記:
ミーティング終わりました。
やったらそれで終わりかと思ったけど、そんなことはない、その先がチラチラと見えた。
想像力はいつだって自分が終点だと思った駅を越えていくし、このレールに終わりはない。
でも、何事もまずはdisciplineなんだ。想像を現実に引きずり落とすための練磨。脳と身体が両立するための軌跡。先は長い。
最近、エロチックなのはゾッとするような無意識の言葉だと思う。それは、伝えるための思想ではなく、そう、エロチックなのは意味をもたないから。だのにほらほら脳にへばりついてるものってあるんだよね。
メルロ・ポンティは、母親のエプロンの襞に顔をうずめたときにみつけたシミから哲学は始まらなきゃならないというんだけれど、だとしたら哲学とエロチックは同義語だ。
たくやのおかげで面白いAV 思い付いたから、何らかの方法で今年にやりたい。そう、徹底的に"エプロンのシミ"にこだわった…
追記2:
間違った。気になって家で調べなおしたら、メルロ=ポンティではなく、ヴァルター・ベンヤミンだった。
「子供が(そして成人した男がおぼろげな記憶の中で)、母親の衣服のすそにシミがついていたときに顔をうずめていたその古い衣服の襞(ギャザー)のうちで見出すもの──これこそが本書で含んでいなければならないものである」
(パサージュ論)
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