2011年3月6日日曜日

色んな事を考えている。

色んな人やモノを目にする。

だのに、思考しない。

失せ物には、気を付けて。

あまりに、虚しい事。

胸が痛い時は、本当に胸が痛い。
精一杯、悲しい中にうずもれている何か、役に立つ何かを見つけようとする。

見つけたら、案外それは簡単に見つかる、見つけても、呑み込むのにとても力がいる。
とても苦しい。だってそれどころじゃない、今悲しいんだもの。

何度も何度も往ったり来たりしながら、ようやく呑み込む。
とても苦い。
吐きそう。

胸を張って、前を見て。
胸を張って、前を見て。

意外と、たくさんの思いや行為に支えられて、繋ぎ止められて、今ここに生がある。

記憶が糧、記憶は枷。

見る、感じる、考える。

動くまで、動くため、

ただもう二度と、悲しい思いをしたくない。

せめて、覚えていて。

帰り道。
胸を張って、前を見て。

冬の朝、扉を開けて、そこから見えた呪われた風景。

受話器の向こう、父の声。

母の痛ましい愛。

閉まる電車の扉、そこにいたもの。

みんな、大切な、痛み。

そうして、孵る時を待つ、卵。

砂漠のまんなかで、素手で掘って、辿り着けよ、それは虚しい行為なんかじゃない。

狐、虚、azrq、

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