2011年8月30日火曜日

戦い方を知る

予告通り甲子園に乗り込み、
2日で5試合ばっちり観戦してきました。

一番おもしろかったのは3回戦、
習志野VS金沢の試合。
習志野の…甲子園では初登板だった2年生、在原くんの投球に魅せられましたね。
対する金沢のエースはプロ注目の、
150キロ出しちゃう本格派。

在原くんのストレートは130キロ台だけど、100キロ程度のスローカーブとの
絶妙の配球で打ちとってみせるのが小気味よい。
さらに、ときどきスピード計測できないくらいおっそーい、山なりの球も効くんだよね。みんな、おもしろいくらい見送っちゃうのだ!

まさに相手を翻弄する組み立てで、
早いリズムでぽんぽん放ってくる。
バッターが「ちょっと待って」とボックスを外す場面も多々。

ところがランナーを出したり
カウントが悪くなると
見てるだけの私でさえ焦れ焦れするくらい、間を長くとってくる。
主審が何度も、ときにかなり激しい口調で
「早く投げなさい」と急かしてた。
高校野球ではあまりない光景。
しまいにゃ塁審まで「さあ、いこーか」なんてやんわり促したりしてね。

彼はその調子で投げ勝ってしまうのですが。

自分のペースをつくって
力を出せる環境をつくる戦い方ってものを
見せてもらった試合でした。

あの図太さは尊敬に値する。

素直にまっすぐいくばかりが真っ向勝負じゃない。

KOZUE

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