2010年5月31日月曜日

てんぷら ぴりぴり

考えるともなくときどき頭に浮かぶ詩。
ほらおかあさんがことしもまた
てんぷらぴりぴりあげだした
みんながまってたシソの実の
てんぷらぴりぴりあげだした
まどみちおさんの「てんぷら ぴりぴり」、冒頭の一節。
「ぴりぴり」とは、擬音語のつもりで書かれたのではないのでしょうね。
てんぷらを揚げる音は「ぴりぴり」とは聞こえない。
だけど音だけじゃなく、てんぷらが油の中で泳ぎ、衣が次第に色づき質感を変えていくさま…視覚的な要素込みならば。
「ぴりぴり」って、すごくしっくりくる言葉だと思う。
そのしっくり感にしびれます。
そういえば前にまんだらけで。
『いか天えび天愛して〜ん』という少女漫画をタイトル買いしました。
てんぷら屋の娘が病に倒れた父に変わって厨房に立ち、連日てんぷら特訓しながら恋に落ちたりする愉快な話でした。
KOZUE

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