2010年7月3日土曜日

音の事

僕は不勉強で、理論の事は本当にからっきしです。
音響に関しても、耳と感性はフル稼働するけど、それにしたって勘だけ。
後は経験、なんだか詳しそうな方とやりとりした際に記憶に留まった事、いつか本で読んで見知ったような事たちが、ほんの少し。
でも神経ってすごい仕組みで、ある程度は敏感になるものですね。でも理論をしらなければ半分も活かせないんだろうなと思います。

一つだけ、思う事があって、ギターから出る音の事なんですけど。
ずっとセッティングが同じギタリストの方でも、多分いつも音が違うと思います。
少なくとも僕はそう感じています。他人を見ても、自分自身についてもそう感じます。
空しく聞こえるような気がするのでおっかないですが、その人の音がするんだろうな、という考えはずっと前から持っています。
文字で説明できるとは思わないですが、乱暴な人のギターは乱暴な音がするし、時期によって、とか、考えてる事、気分が、全部音に乗っかってるように思った事が何度もあります。
昔ライブで聴いた某の音が先日のライブでは結構違った、のなら、その某は少し変わったんじゃなかろうか、と思ったり。
同じ音、にこだわる方も大勢います。あのバンドのギターと同じ音、とか、自分の最高の音と同じ音、とか。
目指すものがはっきりしてるのは悪い事じゃないと思うのですが、とても難しい事だし、多分そもそもそういうものじゃないと僕は考えています。
音作りを適当にするつもりはなくて、ただ今日のベストの音を毎回作るように努力するだけで。
6年前の僕や仲間が今の僕の音を聴いたらなんて言うのかな。昔よりずっと、煮ても焼いても食える音になってる気はするのだけど。

雑文。

0 件のコメント:

コメントを投稿