それは、何でもない家の塀の上、苔むした平面。
例えば蟻、アオムシ、一人でもいれば、そこから物語を紡ぐ事が出来た。
とっても昔の話、つい先頃ふと思い出した。一心不乱に世界を見つめる。見つめていた頃。
いつでも大人たちの世界で語られる事は似たような事ばっかりで、そもそも今を生きてい過ぎるように思う。そこに、その道程に目的地はありますか。
分からない事はなくならない。あなたと僕は分かり合えない。それはむしろ、有り難い事。
それは、努力の対象が枯渇しないという事。
だからちゃんと見つめようと思う。あなたも、僕自身も、それらの形作る空間も。
だからきっと、吐き出す事も、産み出すものも、涸れてしまう事はないのだと思う。今は亡き、彼や彼や彼ら全て。
魂は交感して、けれど選ぶのはあなたの理性に他ならない。少なくとも、魂は交感して、けれど選ぶのは僕の理性に他ならない。僕と僕が生きている。
表と裏を同時に表す言葉は、影。
azrq、四ツ目からあなたたちへ。
林
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