2010年8月9日月曜日

音楽め

たとえばジャケットや曲のタイトルなどを見て
「あ、このバンドは絶対に好きだ」とわかってしまうことがある。
でしょう?
音楽だけじゃなく、本や映画にしても。

一方で「こういうのは、自分は好きじゃなさそうだ」と思っていたのに
聴いてみたら、ものすごく好きになってしまって驚くことがある。

聴きながらも、
「その言葉の選び方」「こういう雰囲気」…
〝好きじゃない要素〟を具体的に数え上げることさえできるのに、
それをガンガンはね返す、
今すぐ理由を言葉にできない
何かの魅力にねじふせられる。
数えきれない要素によって成り立つ
《音楽》の複雑さと底知れなさを思い知る。爽快!

そういうことに出会えるから
偶然の出会いがある場所には行ってみるものだ。

「なんだか、かっこいい」
「なぜだか、また見たくなる」
その気持ちだけでも十分だけど。
…音楽をやる者として?
…一介の理屈っぽい人間として?
…言葉を生業としている人間として?

魅力のありかを言葉にしてみたくて
ぐるぐる考え続ける
ライブハウスからの帰り道。
楽しい。

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